プロジェクト概要

プロジェクト概要

調査〜アンテナショップ〜市外・県外・首都圏販売手法検討



プロジェクトに関連して、広範な分野で事例研究などの調査を行いましたが、ここではその中で、市外・県外・首都圏販売手法の検討、とくにアンテナショップについて事例を紹介します。


福井県ビジネス支援センターふくい南青山291

福井県内の中小企業等の首都圏でのビジネス支援や,福井県の情報発信やイメージアップ,U・Iターン就職の促進による人材確保のために,「グラッセリア青山」内(民間商業施設)に設置された施設である。
ビジネス支援拠点としては,イベント,説明会,会議など多目的に利用できるホール,福井県内の中小企業等が首都圏での営業拠点として利用できるオフィス・ブース,福井県に関する様々な情報を提供する情報ライブラリーなどを設けている。
イメージアップの拠点としては特産品・工芸品などを展示するとともに,観光情報コーナー・企画展示コーナー・企画展示品コーナーを設けている。


コンビニ店舗内アンテナショップ「なっ!とくしま」

(株)ローソンでは,店舗内にスペースを設け,地方自治体との包括業務提携に基づく協働事業の一環として,当該自治体のアンテナショップのコーナーをコンビニ内に設置し,地域産品を販売する新たなサービスを行っている。
この結果,ローソンの売上にも寄与するとともに,アンテナショップを都心に抱えると人件費・家賃などの負担が大きいアンテナショップ側のコスト減もつながり,また,消費者も手軽に地域産品に触れることができるなど,三者にメリットを生む構造となっている。
地元産品販売・観光PR 施設を求めていた自治体と,地産外消を推進するコンビニの思いが一致することで始まった取組であり,他の店舗でも埼玉県・長野県・沖縄県の専用コーナーも設置されるなど,コンビニ店内で自治体のアンテナショップを開設する動きが広がり始めている。


「特産品の販売」「酒・工芸品の販売」「レストラン」の3フロアからなる複合型アンテナショップまるごと高知

1階は,特産品の販売を行うフロアで,3000アイテムもの商品がある。
2階「おきゃく」では,高知県のカツオや,はちきん地鶏を使ったランチが楽しめる。
毎日空輸される新鮮な食材を使用し,高知の食材の魅力を感じることができる。
ディナータイムは,地下1階の地酒がメニューに並ぶほか,シニアソムリエの資格を持つスタッフによる,土佐料理とワインのマリアージュを楽しむこともできる。
地下1階「とさ蔵」では300種の銘柄が楽しめる高知の日本酒酒蔵や工芸品のほか,坂本龍馬グッズも販売中で龍馬ファンの聖地ともいわれる高知県立坂本龍馬記念館のミュージアムグッズ。


レストラン併設アンテナショップ「北海道フーディスト」

北海道産品全般を扱うレストラン併設アンテナショップ広々とした店内には北海道の海の幸・山の幸など,品数なんと1,200種類。
産地や食材へのこだわり,北海道ならではの美味しさを提供している。
お食事コーナー「北海道チューボー」では,本場北海道の本格ラーメンをはじめ,鮭や帆立などのアツアツせいろ膳など,道産食材にこだわったお食事を提供。
ランチやスイーツ,お酒とおつまみも取り揃えている。
夜6時からは居酒屋「ちょっとよってけ280円チューボー」に変身する東京のリトル北海道となっている。
HPのオンラインショップでは食材をはじめとする通販によるお取り寄せが可能となっている。
◎イートインスペース有り (11:00〜18:00レストラン,18:00〜23:00居酒屋)
◎北海道情報パンフ設置


民間企業を運営主体とした農家のアンテナショップ:「ヒルズマルシェ」(東京都港区六本木)

デベロッパーの森ビルは,都心の狭小な土地の一次利用のテストモデルとして農産物の仮設産直市場(朝市)「ヒルズマルシェ」を毎週土曜日に六本木のアークヒルズで開催している。
ヒルズマルシェの運営を担っているのが,農家の後継者,未就農の農家の子息等を会員とするNPO法人農家のこせがれネットワークである。
こせがれネットワークはヒルズマルシェの運営の他,森ビル所有のビルと隣接駐車場で農家レストランとプランター栽培の畑「六本木農園FARM」を経営して,農業生産者と都市生活者の交流を生みだすことで就農・帰農を支援している。
また,森ビルはこれらの連携事業を地域コミュニティの活性化策と位置づけ,住環境の付加価値付け,地場経済の活性化につなげるという次世代のビジネスモデルづくりを目指している。




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